萬月に翳り?
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午後の磔刑 (文春文庫 は 19-9 王国記 6) 著者:花村 萬月 |
王国記シリーズも文庫版で早くも第六作ですか。「午後の磔刑」読了しましたが、だんだん展開がつまらなくなってきましたね。新刊は読まないので、今後の展開をご存知の方にはこの記事の内容が古く感じられるかもしれませんが、太郎が神の子では設定が苦しそう。ジャンがミュージシャンとして成功するなんて陳腐ですよ。萬ちゃんも歳とったのかな。百合香や教子の会話がオヤジギャグで流されているようじゃ、登場人物が萬ちゃんそのものだし、最も好きな作家としてほとんどの作品を読んできただけに残念ですね。読者サービスはエンタテインメント作品のときだけでいいので、純文学を書くときは、以前のように贅肉を削ぎ落とすだけ落とした、花村文学の神髄と言える、触れただけで切れてしまうような文章を読みたいものです。
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