ビートルズ

2009年6月15日 (月)

Real love

"Free As A Bird" から約1年後、再びジョンが遺した(1979年頃)デモテープを元に第2の新曲をレコーディングしたポール、ジョージ、リンゴですが、前作よりジョンのデモテープの完成度が高かったせいか、大幅には手を加えていないようです。ジョン色の強い曲ですが、やはりポールとジョージのコーラスが付くとビートルズしています。

note僕の意固地なまでの企てはすべて、忘れ去られた夢のように弾け飛んでしまった。どうやら僕が実際にやっていた事は、君を待つことだったようだね。

幼い子供たちが小っちゃなオモチャで遊ぶように、人々がやっていた事は、愛を待ちわびていただけだったようだね。

結局、孤独なだけなのに・・・。独りに過ぎないのにね・・・。

真実の愛、本物の・・・、そうさ本当の愛が・・・、本気のね・・・。

ちっぽけだって、大切なものだって、確かに僕の人生の有り様だし・・・。どうやら僕が実際にやっていた事は、愛を待ちわびていたんだね。

結局、怖れてただけなのに・・・、怖れてただけなのに・・・。

真実の愛、本物の・・・、そうさ本当の愛が・・・、本気のね・・・。

以前、僕も恋に落ちていた頃があったけど、心はもっと求めていたんだね。どうやら僕が実際にやっていた事は、君を待つことだったようだね。

結局、孤独なだけなのに・・・。独りに過ぎないのにね・・・。

真実の愛、本物の・・・、そうさ本当の愛が・・・、本気のね・・・。

真実の愛・・・note

John Lennon Original Version

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2009年6月14日 (日)

Free as a bird

1995年、ビートルズ25年ぶりの新曲として世界中で話題になって、早14年ですか、月日の流れるのは本当に早いですね。当時テレビ朝日のニュース・ステーションで特番が組まれる等、アンソロジー・プロジェクトと共に再びビートルズが世間の注目を浴びていました。ビートルズ解散後から何度も何度も現れては消えを繰り返した、ビートルズ再結成の話題、当の本人達が否定しても消えることのなかったこの話題。ジョン亡き後でさえジュリアン・レノンを入れて再結成するとか、絶えることのなかったビートルズの再結成話が、とうとうというか、一応テープの上では実現しました。1977年頃、ジョンがハウスハズバンドとして子育てに専念していた時期にピアノを弾きながらカセットテープに録音したデモテープをヨーコから委託されたポール、ジョージ、リンゴの三人がビートルズ25年ぶりの新曲として完成させたというわけです。ジョンはおそらく天国で苦笑いをしていると思いますが、ヨーコがOK出したんなら仕方ないか・・・って思っているでしょうね。ビデオ・クリップの方も凝った作りになっていて、ビートルズの歴史が分かるようになっています。

note鳥のように自由に・・・それが二番目に素晴らしいこと。鳥のように自由に・・・。

翼を持つ鳥のように・・・空を飛んで巣に帰る鳥のように目的地に到達するのさ・・・。

僕らが慣れ親しんできた暮らしはどうしちゃったんだろうね?お互いを必要としないで本当に暮らしていけるんだろうか?どこでそんな触れ合いを失くしちゃったんだろうね?とっても大切なことだと思われていたのにね・・・いつもそう感じて生きてきたのに・・・。

鳥のように自由に・・・それが二番目に素晴らしいこと。鳥のように自由に・・・。

翼を持つ鳥のように・・・空を飛んで巣に帰る鳥のように目的地に到達するのさ・・・。

僕らが慣れ親しんできた暮らしはどうしちゃったんだろうね?最近いつもそう感じるよ。

鳥のように自由に・・・それが二番目に素晴らしいこと。鳥のように自由に・・・note

John Lennon Original Version

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2009年6月13日 (土)

Get Back

いよいよこのビートルズ全曲解説も大団円を迎えようとしています。ドイツ語盤を除く、全アルバム、シングル収録曲としては今回が最後です。"Get Back"自体はシングル曲として既に取り上げていますが、シングル・バージョン、アルバム・バージョンそして映画で使用されたルーフトップ・コンサートのテイクそれぞれ全部異なります。アルバム・バージョンの最後にジョンの「グループと僕らを代表してお礼を言います。これでオーディションに受かればいいんだけど・・・」というジョークが編集で繋がれているため、ルーフトップ・コンサートのテイクみたいですが、実際はその3日前にアップル・スタジオで録られたテイクです。映画のラストで見られる1969年1月30日、ビートルズの4人が揃った最後のライブ・パフォーマンスが本当に最後のライブとなってしまいました。"Get Back"(元に戻ろう)というタイトルが何とも皮肉です。

note訳詞は5月10日の記事を参照して下さいnote

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2009年6月12日 (金)

For you blue

お馴染みの12小節のブルース・・・でもこの曲はエルモア・ジェームズのパクリじゃないんだよ、ベイビー・・・とは曲の間奏でのジョージのつぶやきですが、ジョンのスライドギターといい、ジョージのアコースティック・ギターワークといい、実にいい感じでエルモア・ジェームズしています。

noteとても可愛くて愛しい女の子だから、愛してるんだ。とても可愛くて愛しい女の子だからね。本当さ。こんなに誰かを愛したなんて初めてさ。

朝になると君が欲しい。愛してるよ。ブルーな気分の時は君が欲しい。僕の人生の一瞬一瞬はすべて君のためにある。

Bop, bop cat bop. Go Johnny, Go. Same old twelve bars blues. Elmore James got nothing on this, baby.

一目見た瞬間から愛し始めた。君も僕を見たけど、それだけで充分さ。僕が今感じている事を君も感じてくれていたらいいけど。

とても可愛くて愛しい女の子だから、愛してるんだ。とても可愛くて愛しい女の子だからね。本当さ。こんなに誰かを愛したなんて初めてさ。

I'm having the blues.note

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2009年6月11日 (木)

The long and winding road

ビートルズ最後のアルバムでもポールらしい珠玉のバラードを発表していますが、アルバムではフィル・スペクターによるアレンジで異質な作品になっています。ポールはオーケストレーションや女性コーラスが付けられたそのテイクを当時大変嫌い、不満をぶちまけていましたが、曲自体が素晴らしいため、曲の持つ魅力を損なうほどではありません。でも映画で使用されたシンプルなテイクを聴くと、ポールがイメージしていた曲の世界が何となく分かります。ポールは現在でもこの曲はライブで取り上げていますが、2002年のBack In The U.S ツアーでは苦楽を共にしたツアースタッフによる、ポールに内緒にしていた演出で、この曲を歌うポールに思わず涙を流させていました。30年、40年とこの曲を歌っているポールには、曲のタイトル通り、長く曲がりくねった道だったはずでしょうし、様々な思いがそこにはあるのでしょうね。

note君の扉へと続く、長く曲がりくねった道は決してなくなることはない。以前にも見たことがある道だし、いつも僕をここに導いてくれる。君の扉へ導いておくれ。

雨がすべてを洗い流してしまうような風が強い嵐の晩が、涙の水溜りを残していった。その日はずっと涙にくれていたんだ。どうして僕をここに独り残していくんだ。道を教えてほしい。

何度も僕は独りぼっちで、何度も涙した。とにかく君には分からないさ、どれだけ僕が手をつくしたかなんてね・・・。

それでもやっぱり僕は、この長く曲がりくねった道に戻ってくる。ずっとずっと昔に君が僕を独り置き去りにした道だよ。いつまでも僕をここで独り待たせないで、君の扉へ導いておくれ。

それでもやっぱり僕は、この長く曲がりくねった道に戻ってくる。ずっとずっと昔に君が僕を独り置き去りにした道だよ。いつまでも僕をここで独り待たせたままにしないで、君の扉へ導いておくれnote

Back In The U.S Tour, 2002

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2009年6月10日 (水)

One after 909

ジョンが10代の頃に書いた曲でキャバーン時代から歌われていましたが、63年にレコーディング後、日の目を見ることなく埋もれていました。この手の曲を演奏する時のビートルズは本当に楽しそうですね。63年の演奏と比べると格段の進歩と余裕が感じられます。

note彼女が言ったんだ、909便の次の列車で旅立つって。咄嗟に言ったよ、「詰めてくれ、ハニー、俺もその列車に乗るから・・・」「詰めてくれ」って一度、そしてもう一度「詰めてくれ」って言ったんだ。「頼むよ、ベイビー、そんなに氷のように冷たくしないでくれよ」ってさ。彼女が言ったんだ、909便の次の列車で旅立つって。

行かないでくれって懇願したさ、膝まづいて頼んだよ。からかってるんだろ?俺をからかってるだけなんだろ?「詰めてくれ」って一度、そしてもう一度「詰めてくれ」って言ったんだ。「頼むよ、ベイビー、そんなに氷のように冷たくしないでくれよ」ってさ。彼女が言ったんだ、909便の次の列車で旅立つって。

鞄をつかんで駅に走った。駅員が言うんだ「駅をお間違いですよ」。それで再び鞄をつかんで急いで家に帰った。それで気がついた。列車の番号が違ってた・・・。

彼女が言ったんだ、909便の次の列車で旅立つって。咄嗟に言ったよ、「詰めてくれ、ハニー、俺もその列車に乗るから・・・」「詰めてくれ」って一度、そしてもう一度「詰めてくれ」って言ったんだ。「頼むよ、ベイビー、そんなに氷のように冷たくしないでくれよ」ってさ。彼女が言ったんだ、909便の次の列車で旅立つって。

鞄をつかんで駅に走った。駅員が言うんだ「駅をお間違いですよ」。それで再び鞄をつかんで急いで家に帰った。それで気がついた。列車の番号が違ってた・・・。

彼女が言ったんだ、909便の次の列車で旅立つって。咄嗟に言ったよ、「詰めてくれ、ハニー、俺もその列車に乗るから・・・」「詰めてくれ」って一度、そしてもう一度「詰めてくれ」って言ったんだ。「頼むよ、ベイビー、そんなに氷のように冷たくしないでくれよ」ってさ。彼女が言ったんだ、909便の次の列車で、909便の次の列車で・・・909便の次の列車で旅立つってさnote

Another Version Taken in 1963

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2009年6月 9日 (火)

I've got a feeling

ポールの未完成曲とジョンの未完成曲を合わせてひとつの曲として仕上げています。"A Day In The Life" とかでやった手法ですね。アップルの屋上での演奏シーンではロンドンの人々の様々な反応が面白いですね。サビルロウにある元アップルだったビルを僕も訪れたことがありますが、下から見上げても屋上は当然全く見えませんが、ここでやったんだな、と感慨に耽りながらしばらく見上げていました。このパワフルな曲をポールは38年後にスタジオライブで演奏していますが、さすがにビートルズ時代に比べるとパワーダウンは否めません。しかしポールの年齢(65歳)を考えると凄すぎますね。

noteこの気持ち、心の奥底にある、この気持ち。そうさ、この気持ち。とても隠せやしない。この気持ち。どうか信じてくれ。俺だって列車に乗り遅れるのはイヤだよ。もしお前に捨てられたら、もう二度と遅れたりしないからさ、もうイヤだよ。あの気持ち。

ここ何年も俺は彷徨い続けていたんだ。どうして誰も教えてくれなかったのかな? 俺がずっと探し求めていたのはただ一人、お前みたいな女だったのに・・・。

俺を油断させないこの気持ち、そうさ、この気持ち、誰もが知っていると思うよ、この気持ち。

誰もが辛い年を過ごし、誰もがいい経験をした。誰もが夢精をし、誰もが陽射しを見た。誰もがいい年を過ごし、誰もがくつろぐ。誰もが気合いを入れ直し、誰もが強硬な態度を示す。

誰もがいい年を過ごし(あの気持ち)。誰もが辛い時を過ごした(心の奥底にあるあの気持ち)。誰もが夢精をし、誰もが陽射しを見た。誰もがいい年を過ごし(あの気持ち)。誰もがくつろぐ(とても隠せないこの気持ち)。誰もが気合いを入れ直し、誰もが強硬な態度を示す。あの気持ち・・・note

Rehearsal Version

Live on TV Show, 2007

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2009年6月 8日 (月)

Maggie Mae

この曲はリヴァプールで愛され続けているトラディショナル・ソング(民謡)です。ジョンのリヴァプール訛りがいいですね。ジョンは死ぬまで故郷リヴァプールにノスタルジックな想いがあったようです。短いながらも楽しそうに歌っている感じが伝わってきます。

noteあの汚いマギー・メイをあいつら連れてっちゃった。あの女もう二度とライム・ストリートを歩けない。裁判官は故郷に帰る連中に盗みを働いたことで、あの女を有罪にしたんだ。あの汚い、不良の泥棒女、マギー・メイさ。

リヴァプールの一角にあの女、俺を連れ戻しやがった。週に2ポンド10シリングが俺の取り分さ・・・note

search歌詞に出てくる"Two pound ten a week" は当時の貨幣制度に合わせて、2ポンド10シリングと訳しました。

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2009年6月 7日 (日)

Let It Be

5月31日の記事でシングル曲としてこの曲を取り上げましたが、アルバム収録分はテイクも違うし、映画で使用されたテイクとも違います。ゲットバック・セッション自体が散々な結果に終わったため、膨大な録音テープとフィルムを放棄して、さっさとアビーロードのレコーディングに入った彼らでしたが、アメリカ人のプロデューサー、フィル・スペクターが何とかアルバムとして纏め、1970年の5月になってようやくLET IT BE として発売されました。アルバムとしては当時マスコミに酷評されましたが、確かに後年NAKED として再編集したくなるような内容です。この曲に関してジョンは80年のプレイボーイ誌のインタビューでこうコメントしています。『これは全部ポールの曲、ビートルズとは何の関係もない曲さ。ウイングスの曲と言ってもいいくらいさ。"明日に架ける橋"にインスパイアされて書いたんじゃないかな・・・・』何とも辛辣ですが、当のポールはこの曲の誕生のエピソードとして、解散間近のビートルズのメンバー同士に緊張感があった頃、ある晩ポールの夢に10年以上も前に亡くなった母メアリーが出てきて、『大丈夫よ・・・』と言ったことがきっかけでこの曲を書いたとコメントしています。

note歌詞の訳詞は5月31日の記事を参照して下さいnote

Beatlelib2

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2009年6月 6日 (土)

Dig it

12分にも及ぶジャムセッションから一部を抽出したテイクですが、何となく中途半端な編集です。歌詞に登場するドリス・デイはアメリカの女優・歌手で、「センチメンタル・ジャーニー」のヒットで知られています。マット・バスビーはイギリスの有名プロサッカークラブ、マンチェスター・ユナイテッドFCの元有名監督です。いずれも戦前の人なので良く知りませんcoldsweats01。ウィキペディアを参考にしました。BBキングは有名なブルースマンですね。

note転がる石みたいに・・・。風来坊のように・・・。転がる石みたいに・・・。

FBIのように・・・。そしてCIA・・・。それにBBC・・・。BBキング、そしてドリス・デイ、マット・バスビー・・・。

理解しろ! 深く探るんだ! 掘り下げてみろ!・・・・・・note

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